[紹介]南米から旅立ったTeruyoさんからのメール
現在恐らくモロッコへ移動していると思います。
モロッコへ行く前、スペインはマドリード(マドリッド)に少し滞在されていたのですが、その間にろーんぐメールを送ってくれました。
Teruyoさんありがとう!
いや〜、彼女のメールを見ていると
[旅は道連れ世は情け]ってホントそうなんだろうなーと
改めて感じずにはいられません。
それにしても彼女のメールを見ていると
多くの日本人の方が南米目的でいらっしゃるのだなーとつくづく。
それだけ素敵な場所がたくさんあるということなんでしょうね。
ただ、私、ともが、個人的に気になるのは…
メール内に[写真][撮影]に関しての記述が少ないということでしょうか(ん?)。それだけ人との関わりが旅の重要ファクターになっているということなんでしょうね^^。ハプニングという味付けも加わって♪。
でも多分それも、「じらされてるだけ」なんだろうなーと想像。ふふふ。
きっとTeruyoさんのことなのですばらしい瞬間と出会い、
彼女の感性で感じたままに切り取っていることと思います(^o^)/
帰国後、どんな写真が披露されるのか楽しみです♪
今回のTeruyo劇場。前回のペルー編以降の
南米編ALLなので超ろーーーーーーんぐ大作ものです。
旅の満喫感が伝わってきます。
それではお楽しみ下さい!
前回のメールからだいぶ経っているので、
いろいろ思い出しながら書いてみたいと思います。
~チチカカ湖編~
プーノ到着の翌日には、チチカカ湖1泊ツアーへ参加しました。
クスコで出逢ったHちゃんとも無事再会し、2日間をともに過ごしました。
海のように大きいチチカカ湖にはたくさんの島がありますが、
私たちがまず訪れたのは、ネギを太く長くしたような
「トトラ」という植物でつくられた浮島、ウロス島。
ここは正直、観光用の島といった感じで、
おみやげ物が並んで買い物を楽しむといった感じです。
その後、フェリーで3時間くらい移動して到着したのがアマンタニ島。
ここの民家へ1泊します。船着き場には、
今回お世話になる民家の人たちがお出迎えしてくれて、
ガイドさんが手際よくグループごとに宿泊先を振り分けてくれます。
私たちふたりは、かわいらしい小さな子どもたちのいるヴィクトール&ナンシー夫妻のおうちにお世話になることに。ここの娘さんのアンナとカリンがめちゃくちゃかわいい☆おしゃまでおてんばのアンナには、標高の高いなか、かなり走り回されましたが、(笑) おかげで楽しい思い出がたくさんできました。やっぱり国にかかわらず、子どもはみんなかわいくて、周りを笑顔にしてくれる存在だなって思いました。
竈でつくってくれたご飯はどれも美味しく、夜には民族衣装に着替えて島のダンスパーティにも参加するなど、楽しいひとときを過ごしました。アンナはモデルさんのようにいろいろなポーズをとってくれて、写真もたくさん撮らせてもらいました。
翌日はタキーレ島に移動し、地元の料理を堪能し、夕方ごろプーノへ到着しました。訪れた島には、各家庭ごとにソーラーパネルがあり、それで電気を供給しています。これはフジモリ元大統領のお手柄だそうで、こうした政策が地元民の心を掴んでいたのか、クスコなどでも家の壁に娘さんのケイコさんを応援するマークをたくさん見かけました。 (おしくもケイコさんは敗れてしまいましたが。)
~怒濤のボリビア編~
翌日には、プーノからボリビア・ラパスへ移動しました。
プーノからコパカパーナを経由して、私にとって初の陸続きの国境越えです。
が、わたくし、ここでやらかしました(笑)
まずはプーノからコパカパーナ行きのバスに乗り、国境で下車、
その後、出国手続と両替をして国境(といっても
これが国境!?という感じのあっさりしたもの)を超えます。
その後、ボリビア側で待つ新たなバスに乗り込みました。
あれ・・・!? ボリビア側の入国手続はここではないのかな!?
と思いつつ、バスに乗って周りを見わたすと、
みんなすでに入国書類にスタンプが押されてる!!!
いつの間に!! やばい!! と思ったころにはバスが動き出した!!!!!
慌てる私。このままでは不法入国で捕まる(笑)!!!
隣に座っていたチェコ人の男性に話すと彼にもかなりびっくりされ(苦笑)、
慌てて車掌さんに話してバスを止めてもらい、
入国手続所へ車掌さんと一緒にダッシュ!! ダッシュ!!
途中からなぜかのら犬も一緒にダッシュ!!(笑)
標高4000m近くの所でまさかダッシュするとは思ってもいませんでした
・・・が、なんとか無事入国できました(苦笑)。
その後、コパカパーナに到着し、
またバスを乗り換え今度はチチカカ湖を渡ります。
乗客はバスを降りてボートに乗り、バスは!? と思って
いると、バス用フェリーでプカプカとチチカカ湖を渡っていました。(まるでバスがチチカカ湖を走っているように見えるこの光景、なかなか面白いです)
その後、またバスに乗り込みしばらくしてようやくラパスへ到着。
約9時間の移動でした。
ラパスでは、早速翌日のウユニ行きのバスを予約するため、
あらかじめ調べておいたバス会社へ。
ところが・・・ここからが本当の怒濤の始まりなのでした・・・
夕方4時頃でしょうか、バス会社の前に行くと、後ろから日本人女性の姿が。
神戸の外大でスペイン語を専攻しているAちゃん。
この子も明日のウユニ行きのバスを取りに来たというので、
一緒にオフィスのある階へいってみると・・・
なんと! オフィスは真っ暗!! え~え~え~!
夕方4時。なぜなぜ!? となるも、開いてないものはしょうがない。
とりあえず予約しておいた宿へ向かうことに。
その後、フロントでバス会社に連絡してもらうも電話も通じない。
改めて夜にかけてもらい、通じたものの、今度はバスは満席との回答。
がが~ん。。。嫌な予感。。。
こうなったら、オルーロまでバスで行き、
オルーロから電車でウユニへ行くか、
ほかのバス会社をあたってみるしかない…
ということで、
とりあえず明日朝一でバスターミナルへ行ってみることになりました。
翌日、バスターミナルへ行くも、どこも満席との回答。
途方に暮れていると、同じ境遇の日本人5人と遭遇。(雨期のウユニ塩湖は特に日本人に大人気なので、この時期には多くの日本人の旅人が集まります)
オルーロ経由を考えるも、現在電車が止まっているとの情報が。
・・・ああ、このままではウユニへ行けない・・・
協議の結果、2年かけて世界一周中のカップルSさんとMさんから、
「7人なら、旅行会社に交渉してジープをチャーターしよう」と提案が。(そんな方法があったとは!さすが皆旅人、旅慣れています。1人ではここで諦めていたことでしょう)
さっそく旅行会社にいって交渉すると、
「今日明日はお祭りでラパスは祭日だから、ドライバーはみんなお酒飲んじゃってて無理だよ。水曜日以降ならいいけどね」との回答。。。
がが~ん。。このままでは本当にウユニへ行けない!
ただでさえタイトスケジュールなのに日程を延ばす余裕は私にはない!
ほかのメンバーも新月に合わせて明日には絶対に行きたいということで、
みんなでだだをこねていると(笑)、
旅行会社のスタッフさん、一生懸命頑張ってくれました!
ぎりぎり7席空いているバスを見つけてくれたのです!! ミラクル!!
こうして、予定より1日遅れましたが、
なんとかウユニへ行けることになりました。
翌日いよいよウユニへ。夕方18:30、集合場所のバスターミナルへAちゃんと行くも、ほかの5人の姿がない、、、(汗祭りの影響で道路が渋滞していたので、渋滞にはまってるのかもといいながら待っていたものの、出発の19時になっても現れない!
バスのチケットがないと私たちもバスに乗れない!どうしよう~
とかなり焦っていると、ようやく5人の姿が。。。ホッ。
やはり渋滞にはまっていたようです。
心配していたバスも、一応はツーリストバスだったようで、
途中地元の人もちらほら乗っていましたが、誰も被害を受けることもなく、
バスで行くこと約15時間、
やっと、やっと、や~っと、念願のウユニへ到着しました!
途中、悪路でタイヤが緩み、締め直すというハプニングはありましたが、
もう、これくらいのことでは動じません(笑)
その後、私だけチリ抜けのため皆と別れ、
さっそくツアー会社を探すことに。が、、、ここでまたしても。。。
どこもかしこも、祭りでドライバーがお酒飲んでて無理だとか、
メンバーが集まるか分からない(6人以上で決行)とか言われ撃沈。。。
あああ~ここまできてまたかよ~~です(苦笑)。
でも、諦めません!
何件目かに入ったところで、
「うちではやってないけど、向かいのマリアのところならあるよ!」
と教えてもらい、マリアさんの元へ。
あっさり予約できました!! やった~!! やった~!! やった~~!!(涙)
その後、日本人メンバーと再会し、
皆が今日行くという夕日&星空ツアーに1人空きがあるというので、
急遽参加することに。
綺麗な夕日と星空を満喫し、
ふたたび皆と別れを告げ、
翌日は新たな人たちとチリ抜けツアーに出発です。
チリ抜けツアーのメンバーは、
イタリア人女性2人、フランス人女性2人、
スイス人男性1人、ブラジル人男性1人という
ワールドワイドなメンバーに私が加わった7人で出発。
皆スペイン語ペラペラ。。。しかも英語カタコト。。。が~ん。。。
ですが、皆優しく、一生懸命英語で話しかけてくれ、楽しい旅になりました。
宿は2泊ともシャワーがないというワイルドな生活でしたが(苦笑)、
皆で見たウユニ塩湖の絶景、皆でやったトランプゲーム、
大自然のなかで食べたドライバーさんがつくってくれた食事、
どれもこれもが楽しく、思い出深い旅となりました。
3日目には、チリとの国境に到着。
ここでふたたびウユニへ引き返すスイス人男性とフランス人コンビの女性と別れを告げ、私たちは怒濤のボリビアと別れを告げ、出国手続へ。今度こそ入国手続を忘れないようにと思っていたのですが、チリの入国手続は、そこではなく、バスで少し移動したところにありました(笑)
ペルー、ボリビアでは基本的に標高の高いところで過ごし、
高山病に悩む人も多いのですが、私はといえば、
最高5000mほどの場所にも行ったのですが、
高山病の気配は一切なく、
丈夫に産んでくれた母に感謝しました(笑)
~チリ編~
チリの入国手続を終え、サンペドロ・デ・アタカマへ到着。暑い!!
これまでの肌寒さがウソのよう。
ここでチリ抜けツアーのメンバーともお別れです。
早速当日のサンティアゴ行きバスを手配するため、バス会社へ。
途中、謎のトルコ人(笑)と、日本人2人に会い皆で行きました。
サンティアゴ行き直通はいっぱいだったので、
カラマ乗り換えのバスを予約。
出発時間までアタカマを散策し、再びバスの旅へ。
南米、ほんとバスばっかり乗ってますが、
今回のサンティアゴ抜け、なんと24時間!このたび最長です。
カラマまではなんなく到着。
そのターミナルで次のバスへ乗り換えか、と思いきや、
バスがいない。。。嫌な予感。。。
謎のトルコ人とともにスタッフに聞くと「ここだよ」と言うので待っていましたが一緒にいた東京からお越しのKちゃんがほかのスタッフに聞くと、
「ターミナルが違うよ」と!
え~え~え~!!! もう出発時間3分前。
ターミナルはいったいどこに!?
タクシーに乗れとスタッフに言われるがままに慌てて乗り込み、
タクシーの運転手さんにバスチケットを見せ、「
これに乗りたい!」と伝え、ターミナルまで飛ばしてもらい、
出発時間5分遅れで到着!
私たちのバスはどこに!?
目の前にいた!! 出発寸前!!
ギリギリ駆け込みセーフ・・・ 疲れた・・・
そこからは言うまでもありません。爆睡です(笑)
24時間後、サンティアゴに到着し、
その日は翌日のイースター島行きに備えそばのホテルにチェックイン。
明日はいよいよモアイの待つイースター島へ。
なんか毎日移動している気が。。。(笑)
~イースター島編~
イースター島へは飛行機で約5時間。
本土とは時差が2時間あります。
空港に降り立つと、湿気の多い暑さが身体をまとわりつきますが、
暑いの大好きな私にとっては、待ってました~~!! という感じ(笑)
島外周は約60kmあり、
すべてのモアイを見て回るにはレンタカーしなくてはいけないため、
とりあえず、1日目はのんびり村を散策して
いくつかモアイに遭遇したり、海辺を散歩したりしました。
ここは、日の出が8時、日の入りが9時頃なので、なんだか不思議です。
宿で出逢ったAちゃんと、宿に車のシェア仲間を捜しにきたDくんと、
翌日レンタカーをすることに。
モアイは島の至るところにあるため、
地図を片手に「モアイを探せ!」状態でした(笑)。
なかには、これ、本当にモアイ!? と思うほど、
倒れて風化しているものもあったりするので、
注意深く見ていないと見過ごしそうになります。
モアイがニョキニョキはえている国立公園では
写真でよく見るモアイと対面したり、途中、洞窟を探検したり、、、
朝日ポイント、夕日ポイントでもそれぞれモアイと太陽を満喫できました。
夜中に一度、星空とモアイの写真を撮りに1人で行ったのですが、
真っ暗のなか、どきどきしながら写真を撮っていると、
ただでさえ怖いのに、
暗闇のなかタタタタタターーーーッと凄い勢いで走って向かってくる音が!!!
なになになに~~!?!?!?!? とビクビクしていると、
野良犬ならぬ「野良馬」が颯爽と走り去っていきました
(イースターには結構いるそうです。。。)
本気で怖かったです。。。(汗)
イースター島では、思いがけずサーフィンもできました。
北海道からお越しのAちゃん、なんと、サーファー☆
急遽、二人でサーフボードをレンタルしてサーフィンもしました。
いや~楽しかった~~☆
途中、ウミガメも現れ、
夢だった「ウミガメとサーフィン」も実現することができました。
イースター島、かなりのんびりできてオススメです。
泊まった宿も居心地良く、4日間ではもの足りませんでした。
もっとゆっくりしたかった~。
~南米の旅を終えて~
ボリビアの怒濤の日々から一転、
のんびり過ごしたイースター島を離れ、
サンティアゴで2泊。
ここでは、イースター島で一緒の宿だったNくんにオススメの宿を教えてもらい一緒に行きました。ここの宿、アメリカ人が経営している宿なのですが、雰囲気が良く、チェックアウト時間が適当という、なんとも素敵な宿でした(笑)。しかし、サンティアゴはかなり都会で、街は人であふれかえっていて、早くもイースター島が恋しくなる二人なのでした。。。
そして、約1カ月を過ごした南米ともお別れ。。。
いま、明日のモロッコ行きを目指してスペイン・マドリッドに滞在しています。
来るまでは、スリや強盗にあったらどうしようとか、
不安だらけだった南米。実際来てみて
(噂通り!?)いろいろなハプニングがあったけど、
素敵な出逢いがあり、どこも素晴らしい景色で、
楽しく、ケガなく過ごすことができ、
また絶対戻ってきたい地となりました。
これまでに出逢った世界一周をしている日本人の旅人で、
「もう旅は飽きた」とか、「早く日本に戻りたい」と言っている人でも、
「もう一度旅するとしたらどこがいい?」と聞くと、
皆口を揃えて「南米」と言っています。
やっぱり、それくらい魅力の多い土地なのだと思います。
南米、かなりオススメです!
まだまだ見てない未知の土地があるので、
今度は南米だけをじっくりと旅してみたいなと思っています。
できることなら南米を離れたくなかったけど、
私の旅はまだ続きます。
これからの旅も、健康第一に、
楽しく過ごしていけたらと思っています。
長文ですみません。
さっと振り返るつもりが、いろいろなことを思い出しながら書き出したら止まらず。。。(笑) 次はモロッコから帰ってきたころにメールできたらと思っています。
それでは、また。
☆CHAO☆
てるよ
===============
残り1ヶ月弱。
さらなる土地でまた素敵な経験をされますように!!
私もがんばろーっと(^o^)/
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