萩往還 250km レポート by 田中雅之さん VOL.7[CP5〜CP6]
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萩往還 250km レポート by 田中雅之さん VOL.6[CP3〜CP5]
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立石観音をでると,ひたすら登り坂になる。。
少しいくと雨も上がり,日本海を一望できた。
風も心地よい。
遥か山の上に,風力発電の風車が勢いよく何機も回っている。
山の上は風が強いんだなと思いながら,
CP6の千畳敷(125.4)を目指した。
5キロくらい登ったころだろうか。
雨風が強くなってきた。
横殴りの風と雨で顔が痛い。
カッパのフードもかぶり,雨風を防いだ。
手もかじかんでいる。
途中に私設エイドがあり,味噌汁を提供してくれた。
身体も温まり,ホントに助かった。
千畳敷の看板が見えた。
ここからホントに激坂が待っている。
とてもじゃないけど,走れたもんではない。
歩くので精一杯の坂だ。
その坂が2段階,3段階とある。
雨も強く,クツの中はずぶ濡れである。
こうなると,足の裏にマメがすぐに出来てしまう。
周りを見る余裕はあまりなかったが,
すぐ横で,来る途中で見上げていた風車を勢いよく回っていた。
応援部隊も激坂で待ち構えてくれていて,
しんどいとこをしっかりと見られていた。
テレビ取材も待ち受ける
千畳敷の中に入ると,さえぎるものが何もなく
突風と横殴りの雨が身体にあたる。。。
チェックライターが千畳敷の一番端っこにあるのが悪意を感じる。。
命のつぎに大事な,チェックシートが風で飛ばされないように
気をつけながらチェックした。もちろんこれを失くしたら
ゴールまでいっても完走扱いにはならない。
晴れている年であれば,
ソフトクリームを食べて昼寝をするポイントのはずだが,
今年はあたりまえだが誰ひとりそんなことをしていない。
あとから聞いたが,ここで低体温になりリタイヤした人が多かったようだ。
このCPを越え,ようやく半分の距離を踏んだことになった。。
もう,足の裏の豆に水がたまっている感覚が分かりはじめてきた。
つづく。。
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