[野球]谷口容基さん ゼロからの挑戦15
引き続き、一週間分まとめてのお届けになります。
ボリュームたっぷりですよ!
交流から様々なところへ行く機会が出来ている様子
本当に頼もしいですね。
言葉としては完璧じゃないとしても
やはり熱意というのは国境を越えて伝わるのだなと
改めて思ったりします。
それでは早速ご覧ください♪
7月5日
日曜日は朝から練習をしました。
そして午後からはスイングをして
昨日と同様に読書をしました。
明日協会に行こうと考えています。
ドミニカに滞在できる時間が少ないので
今週中に大きな進展を起こさないといけないと感じました。
ドミニカ人は本当に適当なので
すべて口約束は挨拶だと思わないといけないと思っています。
これも国の文化なのでしょうがないですが、
時間がないので何かが進展してくると
選択肢が増えたりすると思うので
そうなって欲しいと思っています。
今すごく時間が経つのが早いです。
だからこそしっかり行動して
今週中に動きが出るようにしていきたいと思います。
頑張ります。
7月6日
今日は朝からサントドミンゴに向かいました。
そしてエスターディオノルマールに行こうと思ったのですが、
着いたのはなんとエスターディオオリンピコでした。
そして間違って着いてしまったので、
困っていたら近くのおじさんに尋ねると
おじさんが案内してくれました。
おじさんはなにやら審判みたいで
野球に詳しく一緒にエスターディオノルマールまでついてきてくれました。
そしてなんとドミニカ初の地下鉄にも乗りました。
地下鉄は20ペソとかなり安かったです。
そしてエスターディオノルマールに着くと
早速オフィスまで案内していただき
そこでドミニカのアマチュア野球について聞きました。
しかし、君はスペイン語を話せないから伝わらないよと言われました。
英語を話せる人がいなかったからです。
しかし、後から来た男性の方が英語を喋れていろいろ聞いたら
サンティアゴの近くのモカという町にあるチームを
紹介してくださるということになりました。
そこのチームは強く歴史のあるチームだということです。
今週の金曜日からトーナメントがあるみたいで
そこには、アメリカをリタイアして
もう一度チャンスを求めてくるための大会なので
お金が必要なく、スカウトの人も見に来るそうです。
自分は金曜日に行き、
そこでテストをしてよければ
トーナメントに参加できるとのことでした。
なので金曜日に行ってみようと思います。
エスターディオノルマールにはWBCの写真が飾られており、
なかには王さんや衣笠さんの写真がありました。
この球場はドミニカでもかなり古くとても歴史のある球場だそうです。
帰りはバスを間違え、帰ってくるのに2時間かかりました。
何はともあれ無事帰って来れてよかったです。
明日はトロフィーを探してきます。
今日行った球場にはトロフィーはなかったので
また、ボカチカにあるとの情報を得たので明日行ってみます。
そして金曜日はテストなので
しっかりと準備していきたいと思います。
7月7日
今日は午前中に練習を行いました。
練習はランニングとスローイングを中心に行いました。
その後はホテルに帰って素振りを行いました。
今の環境では出来ることがこれくらいしかないので
その中で自分の感覚を養いながら行いました。
そして夕方から友人とサントドミンゴで会う約束しており、
サントドミンゴに向かいました。
そして今週の末からモカに行くことについて話し合いました。
その方の知り合いの方がモカにいるみたいで
ドミニカ人ですが英語を話せる方とのことでした。
さらにバスでの行き方を明日確認していただけるとのことでした。
そして話をしているとボカチカへの最終のバスに乗れなかったので
急遽泊めていただくことになりました。
食事も出していただきました。
いろいろお話をさせていただき
来週一緒にエスターディオノルマールに
行っていただけることにもなりました。
7月8日
朝起きてから朝食をいただき、
モカ行きのバス停の確認をした後
ボカチカに行くバス停まで送っていただきました。
そして、昼食を取ったあとに練習を行いました。
今日はプログラムのバッティング練習の
守備をさせていただきました。
そこで守備の際の一歩目の切り方を練習しました。
内野と外野両方練習できました。
今日はいい練習になり、
ホテルに帰ってから素振りを行いました。
バッティングの方は実際にボールを打っていないので
しっかりと打てるように
出来る限りの練習をしながら
よりいい環境を求めていきたいと思います。
明後日にはモカに行くので
明日しっかりと準備をしていきたいと思います。
さらにホセカノさんの方も
カープから連絡が来ると思うので
そこも待っておきたいと思います。
さらに来週もしかしたら
メッツのアカデミーのテストがあるかもしれません。
詳細は今週末に送られてくるとのことでした
7月9日
9日は次の日がテストということもあって
朝からしっかりと練習をしました。
子供たちにも少し手伝ってもらって
キャッチボールや守備、ホテルに帰ってからは素振りを行い、
最終確認を行いました。
その後モカでのホテルを予約をしてくださった方から
ホテルに連絡がありました。
そこで向こうでの行動や
どうやって球場まで行くかを教えてくださいました。
そして一旦今のホテルをでなければならなかったので
荷物をまとめて向こうに行くための荷物を用意しました。
そして夕食はホテルのオーナーの方の作ってくださった
パスタをご馳走させていただきました。
オーナーの方はイタリア人なのですが
本場のパスタの味は本当に美味しかったです。
7月10日
10日は朝からモカに行くために
8時前にホテルを出ました。
まず、サントドミンゴまで行き、
そこからモカに行くルートでしたが無事着けるか不安でした。
いつもサントドミンゴまでは行くのですが、
降りるバス停と乗るバス停が違うのですが、
前に確認していたので無事バス停まで行くことができました。
バスはとても大きく綺麗なバスに乗れ車内の風景も撮影できました。
モカまでつくのにとても長かったです。
2時間位かかりました。
着いてすぐにホテルの近くのレストランに行き食事をとりました。
なんとかレストランにも入ることができました。
そしてモトコンチョにのって球場まで行きました。
球場に二時に来てくれとのことでしたが、
練習が始まったのは三時でした。
やはりドミニカのタイムですね。
このリーグはアマチュアではなく
プロでドミニカの独立リーグのようなものだといっていました。
試合には登録手続きがいるので練習参加だけでした。
練習はアップから始まったのですが、
最初はサインプレーの練習で自分は見ていました。
そしてそのあとのバッティング練習で
三組目の組みだったので最初は守備につきました。
やはりこの前のドミニカ選抜同様打球はすごく速く柵越えを連発していました。
やはりパワーはすごくレベルは高かったです。
ショートでとっていた打球は火の出るような打球でした。
その後自分の組が回ってきました。
いつも重たいバットで振っていたので
貸していただいたバットがとても軽かったです。
そして自分は低い打球を打ちアピールをしました。
選手の中にはそれを評価していただき、
いいプレーだと言ってくれるメンバーもいました。
驚いたのはアップが適当というかあっさり過ぎてダッシュもなく、
キャッチボールに入ったのはびっくりしました。
その後は試合観戦をしましたが
ドミニカでは日本と違いタイムスケジュールがとてもアバウトで
試合開始までダラダラしていました。
セレモニーもあり
そして試合観戦を3回終わったあたりまでで帰りました。
なぜならあまり遅くなりすぎると危ないと思ったからです。
試合で感じたことはマイナー経験者もいるだけに
かなりレベルが高かったです。
打つ、投げる、走るなど身体能力的な部分は本当に高かったですが
逆に投手のコントロールが悪い、
打者はストライクとボールの見極めが悪いという点も目立ちました。
アカデミーのサマーリーグよりもレベルは高かったのですが
自分が活躍できる点では共通していたので
本当にチャンスがあると感じました。
ホテルに帰ったのが夜8時くらいだったのですが、
夜のご飯を食べに出かけようとしていたのですが
一人で出るのは危険だと思っていたら
同じホテルに泊まっていたベネズエラ人の方たちと一緒に食事に出かけました。
怖かったですが5人も居たので大丈夫かなと
心配しながらも出かけました。
そこでいろいろスペイン語で話しかけたりしていたのですが、
やはり相手の言っていることが理解できず、
なんとか笑ってごまかしたりして会話を続けました。
ハンバーガーとサラダを食べました。
ホテルをウロウロしていると
なんと今日いったチームのメンバーが泊まっていたのです。
こんなチャンスはないと思いとにかくいろんな人に話しかけました。
特にマイナーリーグ経験者は英語を話せるので、
英語でいろんなことを聞きました。
なかには広島をクビになり来ていたメンバーもいたので
久しぶり的な感じになりその人とも話せました。
1Aと2Aの違いはなんですか?
自分は今どのレベルですか?
アメリカは本当に日に日に変化がでるのでチャンスがある。
いい結果が出れば上がれる。
数字が大事などいろんなことを教えてくれました。
スピードもなにかもが違うよ、
上にいけるかは君の練習、数字
要するに君次第だよと言ってくれました。
自分は今1Aミドルくらいだと言われました。
試合は照明が切れてそのまま中止になったそうです。
チャンスがあると感じました。
更なる努力で上を目指していきたいと思います。
本当に今日は貴重な一日になりました。
7月11日
11日は朝からボカチカに戻りました。
朝の10時に出たのですが
バスの待ち時間も合わせて4時間かかりました。
しかし、途中乗ってきた女性の二人組が
英語の教科書のようなものを持っていたので
英語で話しかけると少ししか喋れなく
その後スペイン語を教えてもらいました。
今日はモカではなく
サンフランシスコデマコリスで試合だったので
いけませんでした。
モカから45分もあるので
今日には帰れないと思い帰りました。
トライアウトの結果は
またホテルを予約してくださった方が
電話で確認してくださるとのことでした。
4時間の大移動だったのでホテルで少し休んでから
今日は走りまくりました。
今の期間はしっかり走って
よりスピードが出るようにしっかり鍛えていこうと思いました。
走っていると子供たちが来て
真っ暗になるまで球を追いかけている姿を見ると
本当に野球が好きなんだなと感じます。
とにかくもっとスピードをつけるためにももっと走ります。
一番勝負できるといえば足なのでそこをもっと鍛えていきたいと思います。
そしてホテルに帰ってきて夕食をとり、
いろいろして今に至ります。
マイナーリーグに行けば
10時間以上にバスでの移動の後
すぐに試合があることを想像すると恐ろしいです。
ですが、その環境にも順応していかなければならないと思うので
その辺も想定して対応できるようにしていきたいです。
このモカへの遠征でたくさんの友達を作ることができ、
また貴重な経験をすることができました。
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